
「嫌われる勇気」~アドラーの教え~
そもそもアドラーとはどんな人か。

アドラーはフロイト・ユングに続く心理学の3大巨頭と言われており、アドラー心理学は現代人を幸福にする心理学だと言われています。
ここでは僕が「嫌われる勇気」という本を読んで、印象に残った言葉をいくつか上げて、それらの言葉について考えたことを書いてみました。
- 今の自分よりも前に進もうとすることにこそ、価値がある p93
- 対人関係の軸の中に「競争」があると、人は対人関係の悩みから逃れられず、不幸から逃れられない p95
今回はこの2つの言葉についての考えを書いてみました。
それでは順番に見ていきます。
今の自分よりも前に進もうとすることにこそ価値がある

どういうことかというと、他人と比べるのではなく、今の自分と比べて向上しようとしていることに生きる意味があるということです。
僕の生活で例えると、2週間程前、僕はプログラミングの勉強をしていて、その情報をTwitterで探していました。Twitterには僕よりもプログラミングスキルが高い人がたくさんいます。そのときの僕は、勝手にその人達と自分を比べてしまい、劣等感を感じ始めたところから最終的に生きる意味を見失っていた時がありました。
そのとき、買っただけでが読んでいなかった「嫌われる勇気」という本を読みました。
「嫌われる勇気」からその当時の僕に対して「他人と比べるな、昨日の自分よりも前に進もうとしていることに価値があるのだから、今の自分を信じて前に進め」ということを教わりました。このことをきっかけに他人と自分を比べて劣等感を感じることは少なくなり、毎日を楽しむことができています。
対人関係の軸の中に「競争」があると、人は対人関係の悩みから逃れられず、不幸から逃れられない

なぜなら、競争の先には勝者と敗者がいるから。
競争や勝ち負けを意識すると、必然的に生まれてくるのが劣等感であり、いつの間にか、他者を「敵」だと見なすようになる。
というような文章がありました。
僕はこの文章を読んで、ふと、切磋琢磨することは、あまりよくないことではないかと考えました。結果的には僕が切磋琢磨という言葉の意味を履き違えていただけなのですが、これについても考えてみました。
切磋琢磨とは仲間同士互いに励まし合って向上すること。つまり、他人を「敵」としてみるのではなく、「仲間」として見るということです。
最初の項目で話した僕の生活の例えで言うと、Twitterの人達を競い合う敵として見るのではなく、励まし合う仲間として見ようというわけです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!